「水車勉強法」をやめましょう!
英語の習得はスポーツと同じです。一度だけ経験したら完璧にできることができません。練習が必要です。英語の場合にも練習すればするほど自然に上達するはずですが、回数や時間だけではネイティブのように話せると思いません。
たとえば、こんな経験はありませんでしたか?
- 中学の英語の授業で、必死でたくさんの英単語と文法を勉強するために、復習しないで次から次へ進みます。復習(練習)する余裕がなくて、基礎ができてないまま進み続けます。
- 高校の英語の授業で、試験のために無理やり英単語と文法を頭に詰めますが、試験後にはその内容を忘れてしまいます。
「あ~。6年以上頑張ったのに、結果が出なかった。」と思う人が多いと思います。その努力は、水車のようです。どんなに早く回しても前に進まない。この「水車勉強法」は英語学習に対する不満の原因だと思います。
なぜこうなったのでしょうか?
悪いクセを練習すればするほど、定着してしまう場合もあります。
悪いクセとは、
- 英語を聞きながら日本語に訳すこと。日本語で英語を理解しようとするなら、本当の英語の意味が伝わらない場合があります。
- 発音の場合に、英単語の上にカタカナを書いたり、カタカナ英語で話したりすること。カタカナ英語を使えば使うほど本当の発音が聞き取れなくなってしまいます。
- 臨時的に英単語や文法を暗記したり忘れたりすることも悪いクセだと思います。単語帳を読むだけでぺらぺらになった人に会ったことがありますか?
それでは、どうすれば自然に復習しながら進めるでしょうか?
My advice: 「水車勉強法」を使うより、ダムのように英語の知識を貯めていったほうがいいと思います。
ようするに、忘れない英語を練習してください。教科書から使える英語(つまづかない英語 -10月の記事を参照してください。)を引き出して自分について書いたり話したりします。自分のことだから、忘れない内容ですし、忘れない英語になると思います。
そして日本語でやっている趣味を英語でやってみてください。
映画が好きな人なら、英語の聞き取り練習のために、映画を見る時に3回以上見たほうがいいと思います(「映画と英語」の記事を参照してください。)
買い物が好きな人なら、好きなブランドの英語のウェブサイトを見たり、商品の説明を読んだりしたほうがいいと思います。
ただ繰り返すだけではなくて、好きなことを繰り返すなら、上達すると思います。
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